今すぐお金を稼ぐ方法

居酒屋を開業してから5年くらいになる。10人も入ればいっぱいになるような店で、チェーン店のような莫大な売り上げがあるわけではないが、従業員も雇わず自分のペースで切り盛りできるには最適な店である。ここは僕の城だ。
以前に売り上げが好調な時があって店を拡張してみたことがある。しかし、利益ベースには到底届かず、結局は元に戻した。事業拡大は長期的展望でお金を稼ぐにはいいのだが、今すぐお金を稼ぐ方法としては適せない。しばらく赤字でも何とかなる体力があれば、また話は変わってくるが、僕にはそこまでの欲も蓄えもなかった。新規顧客獲得よりも、足しげく通ってくれる人たちをいかに確保するかを選んだのだ。
ところで、店の拡張を考えていた頃、衣笠さんと言う女性のお客さんがいた。常連客だった衣笠さんが「今すぐお金を稼ぐ方法ってないかな?」といつも言っており、ちょうど従業員募集を考えていた僕は「じゃあここで稼ぐ?」とスカウトしたのである。
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こうして、店を拡大して、衣笠さんと二人で営業を始めた。しかし、前述の通り、なかなか上手く行くものではなかった。損益分岐点が危険水域に達して、僕は店の縮小を決めた。そうなると、店には衣笠さんを雇い続けるだけのお金はなかった。
よく働いてくれたし気立てもよかった衣笠さんに対して、このまま、この人と二人三脚で頑張っていこうかなと、身を固める気持ちがあったことは事実だ。しかし、僕は衣笠さんを娶ることよりも、一人で自由に働ける空間を取ったのである。ありていの言葉で言えば「私と店のどちらを選ぶの?」と問われた「店」を選んだようなものだ。
衣笠さんには申し訳ない気持ちがいっぱいだったが、彼女は「じゃあこれからは以前のようにお客として通いますね」と、快く了承してくれた。ありがたいことである。
あの時、もしも、衣笠さんと所帯を持つことを選んでしまっていたら、こうして店を続けることもできなかっただろう。
今では、衣笠さんはいいお客さんの1人である。ただ、酔っぱらった彼女からこう言われたこともある。
「あの時、本当は今すぐお金を稼ぐ方法ではなくて、今すぐ誰かのお嫁さんになって身を固める方法を私は模索してたの」と、頬を赤らめた衣笠さんに対して、僕の選択は本当に正しかったのか、と悶々とする日々である。
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